古来中国より伝わる一子相伝の秘法
“クンルンネイゴン”


― 様々なことを教えられる中で、なぜクンルンネイゴンを教えるのですか?
マックス:何かを期待している訳ではなく、人々のマインドを開いていくという事をやっていきたいんです。普通の人たちに「みんな進化する事が出来るし、みんな覚醒する事が出来ますよ」ということを伝えたいんです。見えないものが見えるとか、聞こえないものが聞こえるという体験がみんな出来るようになる。そして大いなる神秘を体験できると言う事を伝えたいんです。
だけど1つそれを複雑化しているのは、スピリチュアルな知識があまりにも多様化している事です。だから何を選んでいいのか分からない。そして多くのやり方ではとても時間がかかるから、みんなイライラし始める。それはなぜかというと、今提供されているスピリチュアルな知識の殆どが、根っこの部分ではなくて花の部分だからなんですよ。
でもクンルンというのはルーツ、根っこの部分だから、いろいろな花の部分をかじる必要がなくなります。とてもシンプルな形でアプローチすることが出来るんです。なぜならクンルンは宇宙を支配するたった1つの法則(以下ルーツ)、本質というものを含んでいるからです。私は様々な形でルーツを学びましたが、一番シンプルで覚醒まで圧倒的に早かったのがクンルンネイゴンだった訳です。

― 覚醒にも様々な技法がある中で、なぜクンルンが根っこ、ルーツだと?
マックス:クンルンがもしルーツではなくて、数多くあるただの花だったとしたら、これだけ多くの人が短期間に効果を実感するということはないでしょう。普通の実践方法だったら、その特定の花にすごく合った人は影響されますが、それは大きなグループの中でも数人でしょう。でもクンルンというのはルーツだから、そのグループのとても多くの人に、早い段階で影響が出るんです。だからクンルンがすごくリアルだということは、それを見ていても分かります。ただ、クンルンというのはルーツなんだけど、たまたまルーツのことをクンルンと呼んでいます。というのは、宇宙のエネルギーと物質を支配している1つの法則(ルーツ)があるんですが、そのエネルギー自体がクンルンでもあり、ルーツでもあるんです。だから正確に言うと、クンルンというのがルーツそのものではなくて、ルーツのバリエーションの1つがクンルンなんです。ルーツは、昔は名前を付けることのできない道と呼ばれていたりもします。大いなる神秘へ続く道とか、あとは形のない道とか。

― なるほど。要するにマックスさんは、ルーツを伝えるために、クンルンネイゴンというルーツのバリエーションを選んだ訳ですね。
マックス:まさにそうです。形のないルーツに、あえてクンルンネイゴンというラベルを貼って、みんなが理解しやすいようにしているんです。でも多くの人はこれがルーツですと教えられても信じられないんです。自分がそういう事が出来ると信じられなくて、ただ盲目的に外側の先生に従おうとしてしまうんですよね。先生と自分をよく比べたりする人がいますけれども、先生というのは自分の鏡に過ぎません。こういう存在にもなれるよ、ということを見せてくれている鏡に過ぎないんです。
先生という存在は、やり方、手法を知っています。マスターという存在はそのやり方を応用できる、活用できる人なのです。そしてグランドマスター、偉大なるマスターと呼ばれる存在はテクニックを完全に超えています。形がない存在であり、すでにクンルンと呼ばれるエッセンス、本質として生きている状態なのです。例えばキリストがやったような事というのは誰にでも出来る事なんですよ。だから盲目的に従わないでと言うんですけれども、多くの人はただ盲目的に従うんです。そして従いはするんだけど、自分で実践するという事をしません。敬うだけで実践しないんです。だけど、そういう聖人といわれている人も普通の人と同じです。別にパワーが強いとか、弱いとかではないんです。

― では、彼らと私達では何が違うのでしょうか?
マックス:ただその人たちは目覚めていたんです。何に目覚めていたかというと、すべての空間、時間を支配している宇宙の1つの法則に対して目覚めていたんですよ。そしてクンルンを始めたばかりの人たちというのは、それに気付き始めた人達なんですよ。私はよく人にこういう事を言うんです。これまで生まれてから、教わってきたほとんどの事が嘘だったと思ってください。全て幻想で、そう思い込んでいるだけ。そのことを理解したら、今度は嘘だと思っていた事も嘘だと思ってください。それは真実を理解するための1つの考え方です。

― クンルンは形のない形とも言えるそうですが、どういう意味ですか?
マックス:形というのものには終わりがあるけど、形がないものには終わりがないわけです。形というのはマインドが集中している状態です。でも形がない状態というのは、マインドが具現化していない状態です。マインドが形になると時間は存在するし、マインドが形にならないと時間のない時間になります。形の中にはパワーがある。形のないものの中には力のない力があるんですよ。そしてクンルンネイゴンは形のない世界に続く鍵なんです。クンルンネイゴンは気功のある形だと思っている人がいるけど、そうじゃないんです。これは鍵で、何を実際にやっているかというと、形を手放すということをやっているんです。さまざまなレベルで解説することはできますが、ものすごく複雑なんです。私がしゃべっていることを全然理解できない人もいます。それは自分のマインドの範疇を超えているからです。量子物理学者の人とかと話しをしていても、思考は現実を変えるということは理解しているんだけれど、どうやってそれを使ったらいいのか、ということは知らないんです。だけど、どうやってそれを使ったらいいのかと言う事は、それを実践している人たちには分かるんです。
大きいマインドを感じるということをせずに、小さいマインドの中にだけに存在していては、いくら思考は現実を変えるという事が分かっていても、その活用の仕方は分からないんです。

― そうなんですよね。思考が現実を変えるというのは、頭では十分すぎるほど分かっているのですが、どうやって?というのが謎で、だからクンルンは鍵なんですね。
マックス:マスターキーは内側にしかないんです。だから外側の教えじゃなくて、自分が実践する事なんです。大人は鍵穴に合う鍵を探そうとするんだけど、子供はまず最初にドアに鍵がかかっているかどうかを確かめるんです。なぜならもともと鍵なんてかかっていないんですよ。だけど鍵がかかっていると思い込んでいて、どの鍵、どの鍵と、みんな探しているんですよね。 だから子供心がやっぱりキーで、クンルンが鍵だとしたら、何のドアを開ける鍵かというと、閉じたマインドのドアを開ける鍵なんですよ。全部内側なんです。実際は外側にあるものなんて何もないんですよ。

― 母国アメリカではもうあまりクンルンを教えていないそうですが、なぜ今日本なのでしょうか?
マックス:日本の人はもともと自然とか宇宙とかと、より密接なつながりを持っていた人達です。だけど日本が近代化して、より科学技術が発達して便利になってくると、内側を発達させるということが昔の人に比べてなくなったんです。今現在日本の人たちは科学技術とものすごい調和をして、生きています。だけど、そもそも人間は科学技術を超えなければいけない時期なんです。そして本当の科学技術というのは、自分の内側にあるんだということに気付かなきゃいけないんです。日本ではそれに対する欲求が今すごく高まっていると思います。もう一度真実を自分の内側で見つけたいとか、自分は誰なのかとか、そういうことを知りたい、自分は何のために生きているのかとか、その知りたいという欲求が高まっているんですよ。だから私は、日本がクンルンの知識を受け継いでいくと感じています。そして例えば日本中にクンルングループが出来たら、エネルギーがとても強まるので日本全体がアンテナのようになって、クンルンのエネルギーが発信されていきますよね。そうすると日本という国は科学技術も発達しているし、またとてもスピリチュアルな実践もしているし、両方を同時に達成する事が出来るんだよという、世界のお手本になります。みんな2つの世界に生きる事が出来る、2つの世界に関わりながら生きていく事が出来るんだよという事がみんなに伝わる。常に慈悲の心を持ちながら、至福を生きることができる。例えば知らない者同士が互いを恐れ合うんじゃなくて、お互いに手を差し伸べる事が出来ると思うんですよ。

― 最後に今後はどのような事をしていきたいですか?
実際にクンルンをする事によって、すごく幸せそうになっているし、すごい不思議体験もしているし、すごく加速的に変わってるし、みんなが短期間に普通では考えられないような大きな変化を体験してるのは紛れもない事実です。するとクンルンで実際に効果が出てるのを周りの人が見れば見るほど、私もやりたい、僕もやりたいとなるわけですよ。僕はクンルンをやっている1人の人なんですけど、レストランに行ったり、お店に行ったりとかすると、みんなが私に対して、他の人とは違う反応をするんですね。それは私を見て魂が楽しむということを思い出したりするんです。だから楽しませようと特別何かをしなくても、クンルンをやって楽しそうに日常生活を生きながら、他の人と関わっていくと、他の人も楽しくなる状態になるわけですよ。だからそういう人が1,000人同じ町にいたとしたら、周りの人たちも変わりますよね。そしてそういうお手本が増えれば増えるほど、どんどんクンルンが広がって、どんどん世界が変わっていけばいいなと思っています。

― ありがとうございました。驚くほどの速さで覚醒へのプロセスを体験出来るクンルンを、これからも多くの人が楽しみながら覚醒していけるよう、こちらとしても楽しみながらサポートしていきたいと思います。