ヒーリングはチャネリング?!
- スタッフ
- はじめに、今回、東京と大阪で行われた2日間ワーク「チャネリング・トレーニング入門」についての感想を聞かせていただけますか?
- リチャード
- そうですね、多くの方々が自分なりのチャネリングのスタイルは何なのかということについて、かなり明確なアイデアをお持ちのようで、チャネリングのなかに情熱とか喜び、楽しさというものも感じていらっしゃるようでした。それを拝見することは、私にとっても、チャンパックにとっても、ヴォイスのスタッフにとっても、とても満足できる時間だったように思えます。
- スタッフ
- 参加者の方たちなりのチャネリングスタイルとおっしゃいましたが、それは例えばどんなものですか?
- リチャード
- ふたつの例があります。ひとつは言葉、声を通して行うダイレクトヴォイスというチャネリング。何らかのエネルギー、存在を直接自分の身体とつなげ、自分の身体を使って話すというやり方です。もうひとつはインディレクトヴォイスという方法。これはエネルギーの源から何らかの情報を受け取って、それをチャネリングする側が、これこれこういう情報がやってきたとか、こういうメッセージが来たというふうに伝えるやり方です。そして、さらにヒーリングという形のチャネリングもひとつのスタイルだと思うのです。
- スタッフ
- ヒーリングもチャネリングというのは、それはちょっと面白い発見ですね。
- リチャード
- 自分自身のチャネリングの考え方は、どこかにあるエネルギー、または情報とつながって、それが自分を通って表現される、その通り道になるということなので、そのエネルギーというものがヒーリングのエネルギーに置き換えると、やはりそれもチャネリングの一形態なのではないかと思います。 以前参加された方で、声を使って情報を伝えるチャネリングの練習では今ひとつ思い通りの結果が得られなかったけれども、ヒーリングの練習をはじめたら、水を得た魚のように、これが私がやりたかったことなんだということを見つけた方もいます。
- スタッフ
- チャネリングの情報につながる、ソースとつながる、または何か他のものにつながるという選択は、リチャードさんのコースの中では、つながる相手のことについて提案というか、定義はあるのですか。
- リチャード
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- スタッフ
- 逆に強調しないように心掛けていることはありますか?
- リチャード
- チャネリングする対象の形態、形、定義ですね。それにはあまり集中しない方がいいとお伝えします。つまり、その方が可能な限り高レベルのガイダンスとつながっているのであれば、その形態、名前、形はどちらでもいいのではないかと思うのです。
- スタッフ
- 現在、何かしらの方法で人の役に立つことや何かを教えたいというと思っている方が増えてきているようですが、このようなニーズにチャネリングをどう活用できるとお考えでしょうか?
- リチャード
- それは、とてもうれしいことですね。やはり参加してくださる方が、自分の提供するプログラムを使って、それをきっかけにプロフェッショナルのチャネラーになるかどうかは自由です。ただ、言えることは、いかなる形においてもこのトレーニングコースで提供することは、今後の活動に役立つということです。トレーニングには、すでにヒーラーであったり、ティーチャーであったり、あるいは医療関係の方であったり、または現実にチャネリングをしている方なども参加されます。彼らは自らの経験を通して、より自分たちの認識、経験というものを拡大したいと思って、参加しているのだと思います。
- スタッフ
- まさにプロフェッショナルな方たちですね。
- リチャード
- そうです。基本的にチャネリングトレーニングの技術を身に付けると、私たちはより幸せに、地に足が付いた人になれるのです。そういうことを考えると、チャネリングを学ぶことにより、それを仕事にするというのもひとつの選択肢ですが、そうではない場合でも、チャネリングを学ぶことはいろいろな意味で役立つことなのです。
チャネリングとクリエイティビティー
- スタッフ
- これからコースに参加して、新しくチャネラーになろうという方がたくさんいらっしゃるわけですが、そういう方に対して何かアドバイスはありますか。
- リチャード
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- スタッフ
- 今、次世代のチャネリングという言葉が出たんですけ、リチャードさんが考える次世代のチャネリングというと、どういったものが次世代のチャネリングだと思いますか?
- リチャード
- 私自身は、新しい世代の人たちのことを思うとき、彼らを新しい世代のチャネラーとして見るのではなく、今、世界をリードしているどんな指導者よりも、それらをしのぐ世界規模のリーダーになる人たち、というように見ています。つまり、例えばある個人が政治的な立場を選ぶとき、政治の世界での様ざまな駆け引きや、セールスによってそのポジションに着くのではなく、非常に内側に近い知性、能力というものがあって、それを背景にその立場に就く人、そういう人たちも、いわゆる次世代の、先ほど言ったチャネラーのひとつだと思います。
- スタッフ
- あえてチャネリングとかチャネラーと表現しなくなるということですね。
- リチャード
- 次世代の日本の総理大臣がチャネラー総理とかいう肩書でテレビに出ることはないと思うんです(笑)。でも、自分が望むのは、次の世代の、今後の世代の指導的な立場に就く方というのは、その仕事をするために、様ざまな形で、知識、情報とアクセスできる能力を持っていることが求められるし、そうなっていくと思うんです。ですから、次の世代の人にとっては、ほかにも技術や能力はいろいろとあるんだけれども、その中のひとつにチャネリングの能力を持っているというような形になると思っています。つまり、彼らの理解、知識、経験、能力のひとつとしてチャネリングもやりますというような状態になります。
- スタッフ
- 今、ビジネスの世界で、クリエィティビティーというものが非常に浮上してきているという話を聞きましたが、例えば入社試験で「マンホールはなぜ丸いのか」という質問を出すなど、個々の創造性、創造の豊かさに焦点をあてた考えが重要視されてきているようです。その点でクリエイティビティとチャネリングは何か共通するものがあると思うのですが‥。
- リチャード
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- スタッフ
- チャネリングとビジネスって、ちょっと遠い、反対のものみたいに思われるけど、実はそうではなく、あえてチャネリングと呼んでないだけで、トップマネジメントが何か解決するのが非常に難しいような問題に直面したときに、パーンとはじける瞬間があって、これだ!と解決策を見出す。そういうときはたぶんチャネリングなんですよね。
- リチャード
- いい選択をするためには、やはり論理的な側面とそして直感的な側面、この両方を活用する必要があると思います。つまり、自分自身に使えるものすべてを活用するものだと思うんです。マインドでも一側面だけを使うのではなくて、マインドのすべてを活用するということだと思います。 そして、チャネリング・トレーニング・コースの中でも、同じことをお伝えするようにしているんです。つまり、参加された方に対して、論理的な物事を識別する時、チャネリングをする上でマインドの側面を排除しようとするのではなく、それらを互いに活用しながら、含めながらチャネリングを学んでいくのがいいとお伝えすることにしています。
- スタッフ
- 素晴らしいことですね。
- リチャード
- 自分はとてもシンプルな哲学を持っています。何であれ、役に立つのであれば、それは活用するということです。
- スタッフ
- そうですね。確かに小説を書くにしてもチャネリングを使って書くとか、政治家の人が人の心を打つような演説をするときにもチャネリングを活用したりします。
- リチャード
- その通りだと思います。つまり、インスピレーションというものは、無限の源のように、無限に広がっていると思うんです。ただ自分のチャネリング、またはチャネリング・トレーニング・コースのポイントというものはどこにあるかというと、私たちが通常生活している意識のレベルではなかなか得にくいようなエネルギーだとか、気づきだとか、理解、知恵、そういうものとアクセスし活用する、そういうふうに、つまり絞り込んでいくことができると思うんです。そのことをチャネリングと言っているのであり、それを伝えるのがチャネリング・トレーニング・コースなのです。
- スタッフ
- なるほど。それでは最後にメッセージをお願いします。
- リチャード
- 未来を考えたとき、私たちはこの世界の中でいろいろな困難やチャレンジに直面しているからこそ新しいものの見方、新しい情報とつながることがぜひとも必要な時期に来ているんじゃないかと思うんです。 私たちは基本的に多次元の宇宙に生きているわけですから、直線上に進むだけが方法ではないと思うんです。ですから、これからどんな可能性が開かれるのかを知る唯一の方法というのは、実際にそれを生きてみることだと思うんです。 例えばその湖がどれだけの深さがあって、どれだけ冷たいのか分からないけれども、いずれにしても自分はその水の中に飛び込んでみようという感じですね。その一歩こそが、すべての始まりですから。